湯けむり紀行 18 (秀吉が掘った慰労の湯)
このたびの東北地方太平洋沖地震の被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
うだるような暑さが続きますね・・・「うだる」って「茹る(ゆだる)」の変化したものらしいですよ?
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首都圏から近い温泉といって思い出すのが箱根
箱根は昔からの温泉保養地でしたが、特に有名になったのは豊臣秀吉が北条氏の小田原城を攻めるため集められた兵たちが温泉に入って疲れを癒したのがきっかけだとか。。
その後、江戸時代には東海道の宿場町として発展、「箱根七湯」と呼ばれる「湯本」「塔ノ沢」「宮ノ下」「底倉」「堂ヶ島」「木賀」「芦之湯」の七湯が知られるようになったそうです。
今回は宮ノ下にある「太閤湯」に入ります。
有名な富士屋ホテルのすぐ近くにあります。
箱根の日帰り入浴料は1000円以上なんてざらで2000円、3000円、中には食事、休憩付きで1万円以上なんていうのもありますが、ここは400円と破格の安さ(笑)
それはこの「太閤湯」が地元の区営共同浴場だからなんです。
ただでさえわかりにくいのに現在改装中のため営業しているのかもわからない状態(笑)
以前は男女2か所づつあった浴室も改装中で小さい浴室1つづつで営業中です。
400円と安いですが湯の質は最高!
当然の源泉かけながし。
ただし源泉の温度が79℃と熱いため加水なしでは入れないので加水します(^^ゞ
実はここの湯は宮ノ下にありながら底倉温泉からの引湯です。
底倉温泉はあまり聞きなれませんが、箱根七湯の一つで秀吉が入ったといわれる石風呂が現在も残る、蛇骨川の川原に沸く由緒ある温泉です。
「太閤湯」の由来も太閤秀吉によるものとわかりますね。
湯は無色透明。ナトリウム塩化物泉でPhは7.9の弱アルカリ高温泉です。
非常に肌に優しい感じで癒されます。
改装中の大きい浴室からは下を流れる早川と木々の風景が望めるのですが、小さい浴室からは残念ながら・・
9月には改装も終わり新しい「太閤湯」が楽しめそうですので紅葉を見に行きつつ再度の訪問を誓うのでした。
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