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パート2 迎賓館(赤坂離宮)を見学してみよう

   

うみのすけです。

 

だいぶ涼しくなりましたね?

 

 

 

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前回の続きです

 

迎賓館の見学抽選に当選して内部を見学してたお話です

 

 

今回はお部屋見学の前にちょっと迎賓館の概要を。。

 

 

迎賓館(赤坂離宮)は明治42年に東宮御所(皇太子の住居)として建築され、当時の建築、工芸、美術の総力を結集した建物です。

 

 

戦後皇室財産であった赤坂離宮の建物、敷地は国の管理に移り、国会図書館や裁判官訴追委員会、東京オリンピック委員会、法務庁訴訟局、憲法委員会などなどの公館、庁舎として利用されたあと、昭和42年赤坂離宮を改修して迎賓館とすることが閣議決定。

 

 

昭和49年に5年以上にわたる大改造、改修を終えて「迎賓館赤坂離宮」となったそうです。

 

 

 

 

さてさて、前回は「彩鸞の間」と「花鳥の間」をご紹介しました

 

 

ちょうど正面から見たら2階を正面玄関上の彩鸞の間、左側(東側)の花鳥の間と時計回りに半周しました

 

次は正面玄関から入ると玄関ホールを抜け中央階段を上がったところ

 

 

「2階大ホール」です。

 

 

かつては階段の間、中広間と呼ばれた十字型の大ホールで、8本の華麗なコリント式というギリシャ古典建築の様式の大円柱が並びます。

 

大円柱はイタリア産のブレッシュ・ビオレットという大理石で紫の斑紋が美しいものです

 

柱の頭にアカンサスの葉の彫刻が装飾されているのがコリント式の特徴だそうで、ローマのパンテオンの柱などもこのコリント式なんだとか。。。

 

 

 

あ、言うのを忘れてましたが当然のことですが、ペタペタ触ったりすることは厳禁ですよ

 

見るだけです(笑)

 

各部屋の移動の途中に通る廊下などいたるところに監視のバイト?や警備員の方がいて見張っています(笑)

 

 

 

天井に描かれている絵は「第7天国」という絵だそうで昭和49年改修時に東京芸大の寺田教授が描かれたそうです

 

リンクさせた大ホールの写真は奥から手前中央階段(正面玄関方面)を写したものですね

 

 

そして大ホールから「正面階段」が見学出来ます

 

 

階段はイタリア産の白い大理石ビアンコ・カララで造られ、両側の壁はフランス産のルージュ・ド・フランスという紅色大理石が張られています

 

階段上部にはフランス産ジョーヌ・ラ・マルタンという黄色斑入り大理石を使った欄干、そして8基の大燭台。

 

さすがにどれも素晴らしいです

 

 

 

そして正面玄関を抜け中央階段を上がり大ホールを抜けた正面の部屋

 

「朝日の間」を見学します。

 

 

大ホールから朝日の間への入口の左右には見事な絵画

 

「絵画」と「音楽」という題材だそうです

 

 

 

朝日の間は第1客室と呼ばれ国賓、公賓のサロンとして使用される迎賓館で一番格式の高い部屋だそうです

 

天井中央に描かれた絵画は「朝日を背に受けた暁の女神オーロラが左手に月桂樹の小枝を持ち、右手には手綱をもって4頭だての白馬の車(香車)に乗って天空を駆ける」絵だそうで、この朝日を背に受けた女神から「朝日の間」だそうです

 

 

この絵画は国運隆昌を表すそうです。

 

 

部屋の周囲の壁にはノルウエー産の淡紅地斑紋入り大理石ノルウィジャン・ローズのイオニア式の大円柱16本と金華山織という美術織物8枚が張られています

 

 

天井絵画の外側には国旗と菊の紋章のレリーフ、その下には鎖で繋がれた鎧と兜がありその鎖を咥えるライオンのレリーフ、さらには船と銛や錨のレリーフもありました。

 

なんかよくわかりませんが。。不思議

 

不思議の理由は部屋のどこにいても自分の方に向いているように見える

 

だまし絵だからだそうです。

 

 

鎧兜は陸軍、船は海軍の象徴だそうです

 

 

 

そして印象的なのはこの部屋だけ惹かれていた桜の絨毯

 

もちろん見学者の通る部屋の端っこは痛むを防止して巻き取られていましたが・・・

 

この絨毯は47種の紫の糸で桜を織り出したそうです

 

 

 

 

そして最後は正面から見て右側(西側)にある「羽衣の間」 です

 

 

かつては舞踏室とよばれていたそうです。

 

舞踏室と呼ばれるだけあってこの部屋には中二階がありオーケストラBOXになってます

 

ヨーロッパの舞踏ホールみたいな感じです

 

残念ながらリンク写真の手前側にオーケストラBOXがあるので写っていません

 

 

壁のレリーフはやはり音楽や舞踊に関係する楽器や楽譜、仮面などのものがあります

 

 

 

この羽衣の間は、雨天時の歓迎式典や首脳会談、晩餐会の際には一般招客に食前酒や食後酒を供する場として使用されるそうです

 

 

室内装飾は18世紀末の古典主義様式だとのこと

 

 

 

羽衣の間の由来は約200平米の大きな天井画で、謡曲「羽衣」の一節「虚空に花ふり音楽聞え霊香四方に薫ず」の景趣をモチーフにしたからだそうですが・・・

 

 

正直、私にはさっぱり何のことだか・・(笑)

 

 

 

ちょっと調べたら、「不思議なことに空から花が降り、音楽が聞こえてきた。何とも言えない香りまで立ち込めてきた」という意味のようです

 

その後に、松にかかった美しい天女の羽衣を発見するという能のお話だそうです

 

 

 

この部屋のシャンデリアは迎賓館で最大で重さ約800キロ、電球84個、部品7000個でフランスから輸入したものだそうです。

 

シャンデリアにも羽衣にちなむ仮面がついていました

 

 

 

ここの部屋にもう一つ珍しいものも展示されていました

 

 

説明をされている学芸員?の方も「滅多に見れないものです」といっていたものが「齊田梅亭の截金屏風」です

 

截金というのは金を薄く叩いて伸ばして、それを細い線のように切ったものを模様として貼っていったものだそうで。。。

 

齊田梅亭さんというのは人間国宝のすごい人だそうです

 

温度や湿度の関係から保存も難しく繊細なものなので、一般公開時に見れることはほとんどないとのことでした

 

 

 

この部屋で内部の見学は終了。2階を1周したことになり階段を降りて外の見学へと向かいます

 

 

うーーん。。また長くなったので続きは次回。。

 

 

 

 - おでかけ

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