うみのすけの役に立つ(かもしれない)ブログ DX

いままで気になってたけど知らなかったことや行ったことがなかったとこを紹介する

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「 温泉 」 一覧

湯けむり紀行10 (北陸有数の歓楽街温泉も今は昔?)

  2010/03/16    温泉

うみのすけですm(__)m

 

あっと言う間に3月も中盤ですね・・・繁忙期も終盤戦です。

 

といっても私の仕事はこれからが忙しいのですが。。。(T_T)

 

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今回は日本海に近い柴山潟の湖畔にある片山津温泉に向かいます。

 

加賀温泉駅からタクシーで約10分。路線バスは走ってません(T_T)

 

加賀周遊バスというのは走ってますが駅からだと大きく回り道をして行くのでタクシーの方が時間的には早いです。

 

 

片山津温泉は加賀温泉郷の中では最も歴史は浅く、1653年に前田利明が柴山潟の湖面に水鳥が群れているのを見て、湖中に源泉を発見したと言われています。

 

明治に入ってようやく潟の一部を埋め立てて源泉を確保し温泉街として発展したそうです。

 

かつては大歓楽街を誇った温泉も今は活気がない感じです

 

Dsc_0094 柴山潟と噴水

 

 

さっそく共同湯の総湯に入ることに。

 

Dsc_0087

 

ここには1Fの一般浴場と2Fの高等浴場があります。

 

違いは?2Fはシャンプーやボディソープなどがあるぐらい?

 

 

いやいや。実は2Fは源泉かけ流しなのです。

 

1Fは一部循環になってます。

 

 

もちろん高等浴場をチョイス。

 

Dsc_0091_2

 

こじんまりとした湯船からは湯がコンコンとあふれております。

 

飲湯もできますので飲んでみると・・・

 

 

「しょっぱい!」・・・けっこうな塩味です。

 

 

泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉で泉温は72度、Phは7.4ですので中性高温泉です。

 

高等浴室は客は私だけで貸切状態ですのでのんびり。

 

 

 

温泉を出て帰りは加賀周遊バス(CUN・BUS)で帰ります。

 

ちなみに加賀周遊バスというのは加賀温泉駅を中心に加賀の各所の観光地を巡る周遊バスです。

 

帰りのBUSは駅まで直行で10分。ちなみに1回乗るだけでも1日券1,000円になります。

 

観光地巡りとセットにして行動した方がオトクな感じですね。

 

 

今回は加賀温泉郷の2つの湯を楽しみましたが機会があれば残りの2つの温泉も行ってみたいですね?

 

 

湯けむり紀行9(北陸屈指の古湯を楽しむ)

  2010/03/09    温泉

うみのすけですヾ(。・ω・)ノ゚

 

お出かけにはいい季節になってきました(^o^)/

 

私も春の風に誘われてフラフラ・・・出かけたいですね(^^ゞ

 

 

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いよいよ温泉のお話です。

 

 

ローカル線を高岡で乗り換えて特急で一気に北陸路を駆け抜け加賀温泉駅まで移動。

 

「加賀温泉駅」と言っても実は「加賀温泉」自体はなく、「山代」「山中」「粟津」「片山津」の4つの温泉の合わさった「加賀温泉郷」の玄関口になってます。

 

今回はそのうちの1つ「山代温泉」に向かいます。

 

 

山代温泉の歴史は古く、開湯は約1300年前。奈良時代に行基によって発見されたといわれています。

 

この湯も多くの古湯と同じく文人墨客も訪れ、特に与謝野晶子や北大路魯山人などが愛したようです。

 

中でも北大路魯山人はこの地の須田菁華の窯元で陶芸を学んだそうです。

 

 

この地は九谷焼のふるさとでもあり温泉周辺には窯元や窯跡などたくさんの久谷焼関係の観光地がありますので陶芸が好きな方にはおすすめです。

 

さっそく駅からバスで揺られて約10分。昨年の9月にリニューアルしたばかりの山代温泉の中心にある「総湯」に浸かります。

 

Dsc_0080

 

ちなみに共同浴場です。

 

 

お湯は無色透明なナトリウム・カルシウム硫酸塩・塩化物泉で泉温は63度で源泉を加水しないで流していますが、残念ながら一部循環のようです。

 

Phは7.8の弱アルカリ性高温泉です。

 

 

浴室内は広くとても綺麗で明るく気持ちがイイです。さすが九谷焼のふるさと。

壁面には地元久谷焼作家の九谷焼タイルが貼られていました。

 

 

 

風呂から出たらまずビール・・・ではなく温泉たまご。

 

源泉に約6時間?漬けるそうです。

Dsc_0083

コレはかなり美味です。総湯と隣接した売店で売ってます。

 

 

ぶらぶらと街歩きした後はバスで駅に戻り、加賀温泉郷のさらに別の温泉へ!

 

その話はまた次回。。

 

 

湯けむり紀行 8(混浴無料露天風呂と紅葉を楽しむ)

  2009/10/30    温泉

うみのすけですo(゚▽゚)/ィョーゥ

 

寒くなってきたのでそろそろコートでも出しましょうかね・・・

 

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さてさて、前回のお約束のとおり今回は温泉に行ったお話です。

どこの温泉かと言いますと・・・

 

むつバスターミナルからバスで30分、大畑というところからさらにバスを乗り継ぎ25分というかなり辺鄙な山奥の温泉、奥薬研(おくやげん)温泉というところです。

 

しかし奥薬研に行く乗継のバスは1日に朝1本しか走ってません。しかも運行期間も限定だし・・(笑

 

 

”うみのすけ”は約9年前の冬に奥薬研温泉の手前にある薬研温泉に宿泊したことはありましたが、奥薬研温泉は初めて。

当時は汽車(大畑までは鉄道が走ってましたが今は廃止となってます)とバスを乗り継いで行ったのでした。

 

 

 

このあたりは薬研渓流と呼ばれ青森でも有名な紅葉の名所なんです。

Dsc_0674_2

 

けっこう色付いてます。

 

Dsc_0673

 

 

大畑川の渓流を遡ると奥薬研温泉に到着。

おおきな駐車場に車を停め(もちろん無料です)階段を川まで降りると大きな露天風呂が!

Dsc_0677

 

これが「かっぱの湯」といわれる無料露天風呂です。

 

 

そして混浴 です。

 

残念ながら?おじいさんが1名入っていたのみでした(笑

 

 

 

着替え用の簡素な小屋で着替え、かけ湯をして湯に浸かります。

無色透明無臭でちょうどいい湯加減。成分表なんか無いので不明ですが単純泉だと思われます。

 

当然言うまでもないですが源泉かけ流しですよ。

 

ここの湯は無料とはいえ毎週水曜日に地元の方がお掃除されているようで比較的綺麗に管理されてます。湯船の底に葉っぱなどが沈んでしまうのは仕方がないところでしょう。

 

 

 

湯に静かに浸かっていると聞こえてくるのは”川のせせらぎの音”と”鳥の声”そしてたまに吹く風にそよぐ”木々の音”。

そして紅葉の木々と漏れてくる陽の光。

Dsc_0679

贅沢なひと時です(*^_^*)

 

本当に何時間でも居たい気分です。

 

 

「混浴はちょっと・・」という女性には、この温泉から200mぐらいのところに「夫婦かっぱの湯」という男女別露天風呂がオススメ。

こちらは200円と有料ですが川沿いにあり湯船からは渓流も紅葉も楽しめます。

レストハウスも併設されているのでのんびりくつろげますよ。

 

 

湯けむり紀行 7 (将軍が江戸に運ばせた湯)

  2009/09/16    温泉

うみのすけです。v( ̄∇ ̄)v

 

だいぶ朝晩も過ごしやすくなってきましたねヽ( ´?`)ノ

 

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今回は皆様ご存知の有名な温泉。

「熱海」です。

 

東京の奥座敷としてあまりにも有名な「熱海」

 

歴史も古く奈良時代からということらしいです。

江戸時代には徳川の将軍達が元湯「大湯」の100℃近い湯を定期的にわざわざ江戸に昼夜兼行で運ばせたというから驚きですね。

 

 

かつての大歓楽街もいまや衰退の色は隠せず、駅から少し離れれば閉じたままのシャッターの商店が多数あり寂しさが漂います。

 

残念ながら家康の愛した大湯の間歇泉も温泉の乱獲により枯渇、衰退し今では人工的に噴出させる観光客向けのアトラクションにすぎません。

Dsc_0195 ←大湯の間歇泉

 

その大湯間歇泉の先にあるのが今回訪問の「日航亭大湯」です。

 

熱海には今でも昔ながらの共同浴場(もちろん温泉です)がいくつかありますが、今回は共同浴場ではなく日帰り温泉施設の「日航亭」の湯に浸かります。

Dsc_0189

鄙びた温泉旅館風。

昔は旅館だったらしいのですが今は日帰り入浴専門のようです。

 

入浴料1000円を支払い、奥に進むとお風呂場です。

 

 

1000円は高い気がしますが時間無制限ですので一日中いてもOK。

しかも大広間も開放されてますので寛いだり寝たりもOKです。

 

 

風呂は岩造りの内湯と大きな露天風呂。とても気持ちがイイです。

なんでも日航亭は男女の湯が日替わりらしく私の訪問した日は大露天風呂がある湯で「アタリ」でした。「ハズレ」は小さな半露天風呂があるだけ。

 

さて、肝心の湯ですが・・・

自家源泉を2本持っているだけあり源泉掛け流し、循環なしです。

 

湯口からはチョロチョロと熱い湯が湯船に流れこんでいます。

源泉が熱い(94.7℃)ので湯量を絞って注いでいるようです。

 

ナトリウム・カルシウム塩化物泉なので舐めると若干しょっぱい感じがあります。

pH8.0なので弱アルカリ性です。

つまり弱アルカリ性高温泉ですね。

しっとりとした柔らかい感じの湯は女性にはうれしい美肌に効果がありそうです。

 

 

熱海では秋にも花火大会が何日か設定があるようですので、温泉のあとは海辺で花火見物などもイイかもしれません。

熱海も意外と捨てたもんじゃない!・・と感じた「うみのすけ」でした (゚∇^d) グッ!!

湯けむり紀行 6 (山陰の隠れた名湯でタマゴを茹でる)

  2009/09/01    温泉

うみのすけですヾ(´ω`=´ω`)ノ

台風も去って暑い日ざしが戻ってきました

まだまだ残暑は厳しそうです(^^ゞ

 

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今回も山陰の名湯の話です。

 

日本海に臨む松葉ガニの水揚げで有名な「浜坂」からバスで約25分。

山間部に湧く日本屈指の高温泉の湯村温泉を訪ねました。

 

湯村温泉はNHKのテレビドラマ「夢千代日記」の舞台にもなったことで一躍有名になり,その名を知る方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

温泉の歴史も古く平安時代に慈覚大師によって発見されたと言われる古湯です。

 

 

街の中心には湯村のシンボルともいえる,湯壷から98度もの熱泉が毎分470リットルも噴き出す「荒湯」があります。

5_083

 

湯壷からは「ゴボゴボ」と湯が噴出します。

5_082

この「荒湯」では町の人が食べ物をゆがいたりしてます。観光客もOK。

 

さっそく「荒湯」脇の売店で生卵3個入りを購入。「荒湯」で茹でます。

網に入って紐がついてますので紐を湯壷のフックに引っ掛けます。

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待つこと12?13分でゆで卵の完成です!

フックには別の人と間違いないように番号が付いてます。

 

ちなみにカニや山菜などのアクが出るものは「したのゆつぼ」と呼ばれる一段下がった川の脇の湯壷でゆがくそうです。

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「荒湯」脇を流れる春来川沿いの足湯に浸かりながらゆで卵を食べます。

5_084

やっぱり自分で茹でたものは美味しい?です(笑

 

 

さて外湯のほうにも浸かりましょう。

湯村の外湯として昨年リニューアルした「薬師湯」があります。

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湯量豊富な湯村温泉ですから当然?源泉掛け流しです。

 

湯は炭酸水素塩泉でpH7.4の中性です。無色透明の高温泉です。

ん?98度の高温泉のわりには湯船の湯は熱くない。

加水?

 

いや,実はココの湯は井水との熱交換によって温度を下げ源泉そのままを掛け流しているとのこと。

さらに熱交換で得られたエネルギーは冷房や暖房に使用されるというからエコロジーなことです。

 

ちょっと施設が新しすぎてスーパー銭湯っぽくて風情がないのが残念です・・

 

 

11月には松葉ガニ のシーズンにもなりますのでカニ と温泉 の究極コラボを楽しむのも魅力ですね?

 

 

参考までに・・:高温泉などの泉温の区分は以前のブログ「冷たいのに温泉?」をご参照ください。

湯けむり紀行 5 (文人たちも愛した湯も昔の話)

  2009/08/26    温泉

うみのすけです( `・ω・´)ノ

夏休みももう終わりですね・・・

どうでもいい話ですが,夏の終わりの誰もいなくなった海ってもの悲しくて好きです。

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暑いからこそ温泉 です(笑

 

今回は京都から特急で約1時間半の城崎温泉に行ってきました。

大谿川が温泉街の中央を流れ,両岸のしだれ柳並木と木造の旅館たちが風情をかきたてます。

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城崎温泉は多くの文人にも愛された山陰の古湯でもあります。

志賀直哉の「城の崎にて」は有名ですね。

志賀直哉だけでなく島崎藤村,田山花袋,泉鏡花,与謝野鉄幹,晶子夫妻などなど多くの文人が足跡を記しています。

 

歴史も古く,舒明天皇の頃(飛鳥時代)にはコウノトリが傷を癒したという伝説もあります。

古今和歌集,増鏡などの文献にも登場する古湯なのです。

 

温泉街には飲泉や足湯も多数あります。

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城崎には外湯が7湯ありますが,今回は時間の都合上「一の湯」に浸かりました。

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桃山様式の立派な建物の「一の湯」は江戸中期の名医,香川修徳が著書の「一本堂薬選」のなかで「但州城崎新湯を最第一とす」と絶賛したことから,「海内一」=「日本一」の意味からついた名前だそうです。

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この「一の湯」の特徴に洞窟風呂というのがあり,露天風呂が大岩山をくり抜いて半洞窟状になってます。

 

泉質はナトリウム・カルシュウム塩化物泉,泉温は70度前後の高温泉で?7.3の中性泉で透明なお湯です。

泉温は70度ぐらいですが温泉街全体で湯をタンクに集配しているので実際に入る湯船は40度ぐらいになってます。

 

さてここが重要なのですが,城崎温泉は残念ながら塩素消毒,循環の湯なのです。

衛生面からの塩素消毒,循環なのでしょうが・・・

多くの人が褒め称えたのはこんな塩素消毒の湯ではないはずです。(>_<)

 

湯の質は・・ですが温泉街の雰囲気や文人の文学碑などを巡る観光はとても楽しいと思いますよ。

 

 

なお,城崎温泉から北に1?ほどのところに「円山川温泉」という民営日帰り施設があります。

あまり情緒はないかもしれませんが,お湯は極上。

掛け流しの天然温泉ですので本物の「湯」を楽しみたい方はご参考にどうぞ(^O^)

ゆけむり紀行4 (混浴の冷たい岩風呂)

  2009/04/08    温泉

甲府からローカル線に揺られること約1時間20分。山中のこじんまりした下部温泉駅に降り立ちました。

信州の隠し湯と呼ばれる湯は多々あれど,今回訪問した「下部温泉」は1200年以上の歴史がありたくさんの古文書にもその名が記されています。

俳人の高浜虚子,歌人の若山牧水も好んだ湯です

駅から下部川に沿って上流に歩くこと約15分。鄙びた温泉街が川に寄り添う様に現れました。

Dsc_0553 

目指すは下部温泉でも奥の方にある「古湯坊 源泉館」という湯宿です。こちらには「かくし湯岩風呂」と呼ばれる約15畳もの大岩盤から自然湧出している温泉があるからなのです。文豪の井伏鱒二も愛した宿だそうですよ。

もちろん源泉100%で掛け流し,源泉湯宿を守る会認定の湯です。

まず本館フロントでお金をお支払い。1000円と少々お高めの設定です。

目指す「かくし湯岩風呂」は本館手前に通り過ぎてきた別館にあり,入るとすぐに男女脱衣所入り口です。

Dsc_00001_2

いざ浴場に出ると・・女性の出口と合流。

そうです。混浴なんです(。-_-。)ポッ

女性はフロントで「混浴ですが大丈夫ですか?」と聞かれるようです。タオルを巻いての入浴も可ですし,フロントでタオルの貸し出しや販売もしているので安心して入れると思いますよ。

私が入浴した時も女性が数名入浴していましたが・・・みなさまご年配の方でした。

浴場に入るとすぐに洗い場と小さな岩風呂があります。下におりる階段がありその先が本命の源泉「かくし湯岩風呂」です。ちょっとした洞窟のような感じです。

まず小さな岩風呂に浸かってからいざ「かくし湯岩風呂」へ!

足を入れると・・・冷たい!

水風呂です(笑

それもそのはず,実は湧出温度が約30℃の「低温泉」なのです。30℃って・・・すこしぬるい水です。時間がたてばさらに冷えるし(^^ゞ

泉質はアルカリ性単純泉で無色透明。?が8.83ですから分類によれば「アルカリ性」ですね。

単純泉とは「25℃以上で温泉水1kg中に含有成分が1000?に満たないもの」です。

アルカリ性ですがヌルヌル感はほとんどありません。

最初は寒いですがそのうち慣れてきます。プールと同じです。(笑

注意書きには「温かい湯(小さい岩風呂)と源泉(大きな岩風呂)に交互に入るべし」と書いてありますのでその通りに。

1時間ぐらい交互に浸かってました。

ちなみにこちらの温泉は「切り傷」や「けが」「やけど」などに効果があるようです。また,源泉はミネラルウォーターとしても有名らしく多数の方がペットボトルで持ち帰っていました。

私も飲んでみましたが,たしかに癖のないおいしい水でした。

温泉は肌もスベスベになるようですので女性の方もぜひお試しを!

湯けむり紀行 3 北信の名湯

  2009/03/12    温泉

野駅からローカル線に揺られ約1時間。飯山という駅に降り立ちました。
この駅は数年後北陸新幹線の駅ができることが確定しており、ホームから見える山肌には新幹線のトンネルがすでに完成しています。
この駅からバスで40分行くとお目当ての野沢温泉に到着です。
今年は暖冬で雪も少ないです。
野沢温泉は言わずと知れた北信州の名湯で野沢菜でも有名ですね。
坂の多い路地には土産物屋と温泉宿が軒を連ね、昔ながらの温泉街が楽しめます。
野沢温泉には13もの外湯がありますが、今回はその中の2つ「大湯」と「河原湯」を堪能しました。
Dsc_0510
さてまず「大湯」に入浴。肝心のお湯ですが・・・体が冷えているもありますが熱い!
中には「ぬる湯」と「あつ湯」の湯船があります。「ぬる湯」でもかなりの熱さですが「あつ湯」は・・・体がしびれる熱さです(笑
それもそのはず「大湯」の源泉の温度は66.4度!
もちろん源泉かけ流しです。
PHは8.7の単純硫黄泉です。
以前のブログでご紹介したことを踏まえると・・42度以上なので「高温泉」のPH8.5以上なので「アルカリ性泉」となりますね。
では単純硫黄泉とは?
含有成分による分類のことなんですね。
今回は含有成分による分類も紹介しましょう。
温泉は特定の物質を規定量以上含んでいると以前ご紹介しました。
つまり温泉水には何か特定の物質が入っていてその成分の違いが「温泉の泉質」ということになります。
泉質表記も3つの種類がありまして昭和54年以前の温泉法改正前の食塩泉、重曹泉、含明礬・緑礬泉などの11種類に分ける旧泉質。
改正後の温泉水含有の化学成分イオンをそのまま表示して9種類に分ける新泉質。
さらに一般にわかりやすいように脱衣所なんかに張られている分析書などで記載されている掲示用新泉質というのもあります。
今回は掲示用新泉質の11種を紹介します
11の泉質とは
1,単純温泉
2,二酸化炭素泉
3,炭酸水素泉
4,塩化物泉
5,硫酸塩泉
6,含鉄泉
7,含アルミニウム泉
8,含銅ー鉄泉
9,硫黄泉
10,酸性泉
11,放射能泉
です。
今回話題の硫黄泉とは温泉水1Kg中に総硫黄2mg以上を含有するもので、硫化水素を含むか含まないかに大別されます。
ということで訪問の「大湯」は掲示用泉質では硫黄泉に分類され,旧泉質の表記では単純硫黄泉ということになります。
Dsc_0511
野沢温泉には外湯だけでなく洗濯用の洗濯湯があったり,麻釜と呼ばれる温泉湧出場ではおばあちゃんが野沢菜を洗っていたりと地元の人が温泉を使う姿がみれます。
私も「河原湯」に浸かっていると地元のおじいさんが話しかけてきてついつい長湯に・・
温泉が日常に密着しているっていいですね(^_-)-☆