湯けむり紀行 5 (文人たちも愛した湯も昔の話)
うみのすけです( `・ω・´)ノ
夏休みももう終わりですね・・・
どうでもいい話ですが,夏の終わりの誰もいなくなった海ってもの悲しくて好きです。
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暑いからこそ温泉 です(笑
今回は京都から特急で約1時間半の城崎温泉に行ってきました。
大谿川が温泉街の中央を流れ,両岸のしだれ柳並木と木造の旅館たちが風情をかきたてます。
城崎温泉は多くの文人にも愛された山陰の古湯でもあります。
志賀直哉の「城の崎にて」は有名ですね。
志賀直哉だけでなく島崎藤村,田山花袋,泉鏡花,与謝野鉄幹,晶子夫妻などなど多くの文人が足跡を記しています。
歴史も古く,舒明天皇の頃(飛鳥時代)にはコウノトリが傷を癒したという伝説もあります。
古今和歌集,増鏡などの文献にも登場する古湯なのです。
温泉街には飲泉や足湯も多数あります。
城崎には外湯が7湯ありますが,今回は時間の都合上「一の湯」に浸かりました。
桃山様式の立派な建物の「一の湯」は江戸中期の名医,香川修徳が著書の「一本堂薬選」のなかで「但州城崎新湯を最第一とす」と絶賛したことから,「海内一」=「日本一」の意味からついた名前だそうです。
この「一の湯」の特徴に洞窟風呂というのがあり,露天風呂が大岩山をくり抜いて半洞窟状になってます。
泉質はナトリウム・カルシュウム塩化物泉,泉温は70度前後の高温泉で?7.3の中性泉で透明なお湯です。
泉温は70度ぐらいですが温泉街全体で湯をタンクに集配しているので実際に入る湯船は40度ぐらいになってます。
さてここが重要なのですが,城崎温泉は残念ながら塩素消毒,循環の湯なのです。
衛生面からの塩素消毒,循環なのでしょうが・・・
多くの人が褒め称えたのはこんな塩素消毒の湯ではないはずです。(>_<)
湯の質は・・ですが温泉街の雰囲気や文人の文学碑などを巡る観光はとても楽しいと思いますよ。
なお,城崎温泉から北に1?ほどのところに「円山川温泉」という民営日帰り施設があります。
あまり情緒はないかもしれませんが,お湯は極上。
掛け流しの天然温泉ですので本物の「湯」を楽しみたい方はご参考にどうぞ(^O^)
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