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寝台特急日本海の旅 1

  2012/03/14    鉄道

このたびの東北地方太平洋沖地震の被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

 

あの地震から早くも1年たちましたね。

 

「助け合い」と言いながら津波の瓦礫の受入れは拒否する自治体や住民たちとか・・

 

何か悲しい気持ちになりますが・・

 

自分たちができることをして一日も早い復興を助けたいものです

 

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今回は青森から大阪までを日本海に沿って1023?もの長距離を走行する寝台特急「日本海」号に乗車してきました。

 

 

この日本海に沿った路線は日本海縦貫線とも呼ばれ近畿圏から東北、北海道への物流の重要な路線です。北前船の鉄道版といったとこでしょうか・・

 

 

そんな重要な路線を通して走る「日本海」も利用客の減少、車体の老朽化からこの春で定期運転は廃止され臨時列車に格下げになります。

 

 

 

夜の帳がおりた19時過ぎ、ブルーの客車が雪がたくさん残る青森駅のホームに入線してきます。

 

Dsc_0257

 

廃止報道以降は列車はほぼ満席で3月は団体予約も多数入っていることから客車を増結

 

 

機関車と電源車を含む堂々の12両編成です。

 

010_2

さて私が本日利用したのはA寝台。

 

 

この編成には1両しか連結のない上級寝台です。

 

残りはB寝台車。まあB寝台が普通車とA寝台がグリーン車という感じですね

 

 

この列車に連結されているA寝台車はプルマン式と呼ばれる2段式寝台車で中央に通路を配置し線路に平行に寝台を配置する車両です

 

個室があたりまえの現在では少し時代遅れなカーテン1枚で仕切られた開放式寝台です

 

Dsc_0266 Dsc_0252_2

 

 

今回は下段を確保することができました。

 

下段は居住性もそこそこで大きな窓を独り占めできるのが魅力です

 

011

 

綺麗にセットされた寝具もA寝台独特のものです

 

 

 

参考までにB寝台車は片側に通路があるタイプで枕木と平行に寝台を配置するものです

 

Dsc_0278_3

 

 

 

列車は定刻19:31分に青森を出発。

 

 

すぐに車掌さんから本日の列車の両数、A寝台、B寝台の案内、喫煙車と喫煙場所の案内、トイレ洗面台など車両の設備の案内、車内販売は明朝まで無い案内などがされます。

 

次の停車駅の新青森を出ると停車駅と到着時刻の案内が入ります

 

弘前、大鰐温泉、大館、鷹ノ巣、東能代、秋田、羽後本荘、酒田、鶴岡、新津、直江津、糸魚川、魚津、富山、高岡、金沢、加賀温泉、福井、敦賀、京都、新大阪と停車、終点大阪には明朝10:27分到着します

 

1023.4?、15時間もの旅です。

 

 

 

 

この列車は寝台列車ですが秋田までは指定席特急券だけで6号車に乗車することができます。

 

通称「ヒルネ」と言われるもので秋田までの最終の特急も兼ねています。

 

無駄に特急をもう1本走らせるより効率的なのでしょう。

 

 

 

車内を軽く探訪すると・・団体さんが乗っているところはかなり騒がしく宴会が行われていましたが、我がA寝台の車両は皆様カーテンを閉めて静かなものです。

 

Dsc_0276

昔の特急には当たり前に付いていた冷水器も現役稼働中。懐かしいです

 

 Dsc_0271

 

 

東能代を出ると放送を明朝まで休止する案内がされ通路の電気なども減光されます。

 

 

私も寝台で寝る準備をします。

 

しばらく真っ暗な窓の外を眺めていましたが睡魔に襲われ・・・

 

 

明朝からのお話は次回にしますね