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寝台特急日本海の旅 2
2012/03/21 鉄道
このたびの東北地方太平洋沖地震の被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
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前回の続きです。
そういえば、この「日本海」号も先日のダイヤ改正時のニュースで報道されてましたね。。。。
目が覚めると外はあいにくの雨。車窓から見える風景はまだ真っ暗。
時刻は5:00過ぎです。北陸新幹線の工事が進む富山を過ぎると外もだいぶ明るくなってきます。
金沢を過ぎ6:30頃に車掌さんから「おはよう放送」があり車内が活気づきます。
列車は数分遅れているようですが問題なさそうです。
加賀温泉を過ぎると車内販売が回ってきました。
列車の1番後ろのA寝台から販売です。
さっそく私も車内限定の「ありがとう日本海ますのすし」とお茶を購入。
この「ますのすし」には特典として「日本海」号のポストカードが付いてきます
中身はなんのことはない富山の有名な駅弁「ますのすし」の小箱です。
洗面と身支度をして寝台を片づけます。
このA寝台車は昔は作業員さんが乗り込んで寝台解体と座席にセットをしてくれたのですが、現在では寝台のまま終着駅まで行くため変形をすることはありません。
人件費削減省力化ですね。
せっかくですから自分で寝台解体、座席変更をしてみます。
寝台解体は明確に禁止されているわけではありませんが指を挟んだりする危険もあるのであまり好ましくないようですので。。。自己責任で・・コッソリ・・
隣の寝台では堂々と解体し某TV局の方が取材をしてましたので車掌さんも暗黙の了解のようです。
途中駅の敦賀に到着。
ここでは19分も停まります。
その間に後続の特急「しらさぎ」と「サンダーバード」に抜かれます。。
「しらさぎ」は金沢をこの「日本海」より25分遅く、「サンダーバード」は富山を53分遅く出発してます。
機関車に牽かれた旧式の客車特急と最新電車の特急の速度の差なのでしょうが特急が特急に抜かれるという珍しいですが屈辱的な風景です。
特急料金は同じなのに・・
実はこの長時間停車の本来の理由は機関車の交換にあります。
青い客車を牽引してきた機関車はここ敦賀がお家なので仕事を終えて帰るのです。
機関車は敦賀→大阪(夕方発)→(翌朝着)青森(夜出発)→(朝)敦賀という3日間のお仕事になってます。
これから大阪までお世話になる機関車が近づきます。
敦賀を出た列車は日本でも数少ないループ線(勾配緩和のためにぐるっと円を描いて山を登る線路)を通って長いトンネルを抜け琵琶湖のほとりへ
途中、近江舞子駅で停車。ドアは開きませんがまた特急の通過待ちです。
ここでは金沢を約1時間後に出た「サンダーバード」に道を譲ります。。。
「早く到着したい人は乗り換えてしてね」ということですね
車窓に住宅街が増えてくるとまもなく京都です。
そしてようやく15時間1023.4?の旅の終点大阪に到着
旅人たちの余韻を残し10分後には回送列車は静かに雑踏の大阪駅を離れていきました。