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日本のバウムクーヘン誕生の地に行っちゃおう
2012/06/12 うんちく・小ネタ
このたびの東北地方太平洋沖地震の被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
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いきなりですが、日本で最初にバウムクーヘンが作られたところはどこでしょう?
港町の神戸?横浜?異文化が集った長崎?
いずれも残念ながら不正解です
なんと意外にも広島なんです。
しかも広島の小さな島、似島(にのしま)という島が発祥の地なのです。
なぜそんなところで?
実は似島は明治時代から軍の検疫所が置かれ、日露戦争や第一次大戦の頃には捕虜収容所も置かれていました。
第一次大戦の際に日本はドイツの租借地であった中国の青島を攻め、そこで捕虜としたドイツ人も似島に収容されました。
そのなかにカール・ユーハイムという菓子職人がいたそうです。
聞いたことある名前じゃないですか?
そうです、日本にある菓子会社のユーハイムの創始者です。
1919年に広島県物産陳列館(今の原爆ドーム)で開催された捕虜製作品展覧会において似島の捕虜も菓子を作ることになりユーハイムが日本ではじめてバウムク?ヘン作成、販売したそうです。
そんな似島に行ってみました(笑
広島港(宇品)からフェリーで約20分。約3?ぐらいです。
安芸小富士と呼ばれる小さな富士山形の山がそびえる島です。
到着すると港のところにはバウムクーヘン誕生の地を表す看板があります
そのほかには特にバウムク?ヘンやユーハイムに関するものは見当たらず。。
信号もない、釣り客に人気のある自然あふれる静かな離島です。
少なくとも観光の場所ではないようです(^_^;)
ただ。。。この似島は軍の施設が置かれていたこともあり戦争の悲しい歴史も多い島です。
広島に原爆が落とされた後には検疫所に野戦病院が置かれ1万人以上の被災者が運ばれたそうです。
そんな悲しい歴史もある似島
実はサッカーも有名で1919年(大正8年)にはドイツ人捕虜と広島師範学校の学生との国際試合も行われていたというから驚きです。
これからバウムクーヘンを食べるときには似島のことを思い出すことでしょう。
そして忘れてはならない戦争の傷跡のことも。。。