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雪と新幹線とスプリンクラー
2013/02/19 鉄道
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この時期に東海道新幹線に乗ると必ずといっていいほど関ヶ原付近の雪害で遅れます。
岐阜羽島?米原の間の関ヶ原は雪が多いので写真のように雪が降ると線路脇のスプリンクラーが稼働します。
なぜスプリンクラーが稼働するのか?
雪は厄介で雪が積もるとその雪が新幹線の風圧で舞い上がり床下の機器に付着して機器の隙間に入り込んだりします。
また床下に付着した雪は高速走行で氷の塊になり、新幹線が暖かい地方に移動し、だんだん溶けて塊が路盤に落ちると・・バラスト(砂利)などを跳ね上げ、床下機器や車体などを壊したり沿線の家のガラスを壊すなどの現象が起きます。
つまり、積もった雪を溶かす為ではなく雪が積もらないようにするためなんですね。
もちろんスプリンクラーも意味をなさない大雪の場合は床下に雪が着雪してしまいます。
そんな日は下りは京都、上りは名古屋などで人海戦術で床下の雪を洗車するように水で落としていきます。
東海道新幹線はバラスト軌道と呼ばれる砂利の上に線路を引くタイプなので、あまりスプリンクラーで水を流しすぎると下の盛土などが緩くなって崩れたりする可能性もあるし、上記のようにバラストの跳ね上げの危険もあるので徐行をせざるを得ないのです。
もっと雪国を走る上越新幹線や東北新幹線はスラブ軌道と呼ばれるコンクリートの床の上に線路を引く方法をとっているのでバラストの跳ね上げもなく常時水を流すことも可能なので徐行はないんです
もし、冬に東海道新幹線の岐阜羽島?米原間を通過するときは「バシュ、バシュ」とスプリンクラーが勢いよく出て車体を叩く水の音が聞こえますのでぜひ観察してみてください