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被災地の現状を見に行く 2 南三陸へ
2013/11/21 未分類
うみのすけです
東北や北海道はけっこうな雪だそうです・・
秋はどこへいっちゃったの?
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前回は女川を訪れましたが今回は南三陸へ向かいます。
石巻から小牛田方面へ戻り、途中駅の「前谷地」という駅から気仙沼線に乗り換えます
気仙沼線は前谷地駅から気仙沼駅を結ぶ路線ですが路線の大半が被災し、多くの橋脚や路盤、駅舎が津波によって流されてしまいました。
内陸部の前谷地?柳津というところまでは汽車が運行していますが、海岸部を走る柳津?志津川?気仙沼という区間は線路跡の一部を舗装してバス専用道として運行するBRTというバスシステムで仮復旧運行しています
柳津駅からバスに乗り込み南三陸町の中心部「志津川」へ向かいます。
バスは最初は国道45号線を海岸部に向かって走ります。
バスが山を下りはじめたと思ったら道の上の方に「過去の津波浸水区間」と書かれた看板が・・・
こんな山の中まで?と恐ろしくなります。
海岸沿いは・・・やはり瓦礫は片付けられていますが爪痕がそこかしこに・・
バスは南三陸の市街地に入っているはずですが・・・・・
やはり何もありませんでした・・・・
南三陸町の中心の志津川駅があったと思われる付近をバスは通りますがここにはバス停はありません。
そうです。
誰も住んでないから・・・
ここにバス停を作っても利用する人がいないから・・・
バスは少し先にできた復興商店街「南三陸さんさん商店街」に到着
ここが移動した「志津川」のバス停です。
私はヤボ用があったので次のバス停、「ベイサイドアリーナ」まで乗車します
ベイサイドアリーナは南三陸町の総合体育館のことで現在の南三陸町役場の仮庁舎や診療所、周辺には金融機関などが集まり、仮の中心になってます。
しかし・・・すごい山の上にあるのですが名前はベイサイド(笑)
かつての志津川の中心部からは歩いたら1時間くらいかかりそうです・・・
本来の鉄道の駅からはかなり外れたところにありますが、町民の便宜を考えると納得ですね
ちなみに鉄道跡はこの山の下をトンネルで抜けています
なぜかバス停の横に隣の駅の清水浜駅の駅名標がポツリと・・・
さて、ヤボ用を済ませかつての南三陸町の中心街へ山を下ります。
これが南三陸町の中心街です・・・・
右側を向いても・・
更地が広がっています・・・・
震災後メディアなどにたびたび登場する南三陸町の防災対策庁舎。
周囲に建物がほとんどないので目立ちます
最後まで津波の来襲と高台への避難をここから防災放送で叫び続け、津波にのまれた町職員の遠藤未希さんのお話でも有名です
約30人の町職員が防災庁舎の屋上に避難しましたが津波は屋上まで達し、助かったのはわずか10人だそうです
ここには献花台が設けられ手を合わす人が絶え間なく訪れていました
南三陸町を襲った津波の高さは推定14m?15mといわれています。
被災したまましばらく建物が残っていた志津川病院やショッピングセンター「サンポート」も解体され、先日この防災庁舎も町から正式な解体申請が出されたそうです
残すのか解体かは県と国で今後決めていくようです。
犠牲者の方々へのご冥福をお祈りした後南三陸の町をあとにしました。
なかなか進まない復興・・・
この更地が被災地の現状です・・・