「 日別アーカイブ:2016年06月21日 」 一覧
1,000?先の都内観光? 硫黄3島を巡る
2016/06/21 おでかけ
うみのすけです
今年は雪不足だったせいで水不足のようです。
水は大切に使いましょう!
今回も出来たらポチッと・・クリック しちゃってください。 (ブログランキング)に参加しています。 是非ワンクリックをお願いします。(^o^)
夕方からさらに船で向かうところ・・
そこは硫黄島(いおうとう)です。
硫黄島と聞くと映画「硫黄島(いおうじま)からの手紙」を思い出すかもしれません。
一般的には(いおうじま)と呼ばれていますが本当は(いおうとう)が正解です。2007年に国土地理院が(いおうじま)から旧来の呼称であった(いおうとう)に変更しました。
元々は旧島民たちは(いおうとう)と呼んでいましたが戦後アメリカの統治下でアメリカ軍が(いおうじま)と呼んでいたのが一般的になってしまったようです。
ではアメリカはなぜ(いおうじま)と表記したのか?
アメリカが戦時中に入手した旧日本海軍の海図に(IWO?JIMA)表記があったようでそれに基づくということのようです。
その硫黄島は太平洋戦争の激戦地で、1945年2月?3月にかかけて日本軍約22,000人、米軍約110,000人が激突
日本軍は約21,000人が戦死、米軍は死傷者約28,000人、うち戦死者は6,825人と双方大きな損害を出した戦いだったそうです。
米軍から返還後の現在は島全体が自衛隊の基地として機能しており部外者の上陸は基本的に認められていません。
ですので、この硫黄島巡りのツアーは船から島を見るツアーで上陸はできません。
硫黄島の場所ですが父島からさらに南に約300?。
硫黄島の北約65?に北硫黄島、さらに硫黄島の南約56?に南硫黄島がありこの3島で火山列島という列島を形成しています。
この硫黄3島を巡るツアーが1年に1回だけ「おがさわら丸」を利用して催されるのです。
18時から港でツアー概要の説明を受け19時に暮れなずむ父島を出港。
翌朝には父島から南に約333?、東京から約1,300?離れた南硫黄島に到着します
船の中では南硫黄島、硫黄島の自然についてのDVDを流したり、海鳥についての講演会、各島の写真のパネル展など開催され、火山列島のことを詳しく知ることができました。これから見る島々をより深く知ることで多くを見るポイントも多くなりますからね。
早朝4時半
日の出の時刻
雲がかかるなか海が金色に染まりました
心配されていた低気圧も大丈夫だったようです。
朝6時
南硫黄島に到着
南硫黄島は東京から約1,300?、グアムからも約1,300?、サイパンからは約1,200?でむしろ東京よりサイパンのほうが近い所です。
わずか南東540kmには北マリアナ諸島のパハロス島があります。
ですが・・ここも東京都小笠原村ですので都内観光です(笑)
南硫黄島はこれまで人が定住した記録がなく、手つかずの自然が残る大変貴重な島です。原生自然環境保全地域に指定され島全域が立ち入り制限されています。固有の動植物や鳥類が数多く生息しています。
島全体の広さは皇居ぐらいしかないにも関わらず標高916mの山がそびえ立ち平均斜度45度という厳しい環境で、島の周りはほとんどが切り立った崖で湾や入り江、砂浜すらほとんどなく高い波が外洋から直に打ち寄せるため上陸は極めて困難です。
標高500m以上では雲霧帯とよばれ霧や雲がかかることが多いのですが、この日はラッキーなことに綺麗に山頂まで姿をみることができました。
船は反時計回りで島を2周します。
ネイチャーガイドさんが島の自然や環境、鳥類の解説をしてくれるので色々なことを学べます。
ツアー客の多くはやはりバードウォッチングです。珍しい鳥類もたくさん繁殖しているようで、なかでも南硫黄島が「クロウミツバメ」という鳥の全世界で唯一の繁殖地だそうです。
だんだん私も鳥に詳しくなってきちゃいました(笑)
私も鳥を撮影(笑)
たぶん「アカオネッタイチョウ」という鳥らしいです
熱帯、亜熱帯地域に繁殖する鳥で日本では南硫黄島、北硫黄島などでみられるそうです。絶滅危惧種でもあるらしいです。
こちらは「アカアシカツオドリ」
この鳥も熱帯、亜熱帯地域に生息している珍しい鳥だそうです
こんなバードウォッチング素人の私でも手軽に貴重な鳥が見れちゃうのもこのツアーの魅力かも
名前がわからない(笑)
たぶん「アナドリ」かな?
名残惜しそうに船の周りをまわる海鳥に別れをつげ次の硫黄島に向かいます。
続きはまた次回に