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湯けむり紀行 31 小説の舞台にもなった金沢の奥座敷
2019/01/01 温泉
こんにちは
うみのすけです
新年あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。
平成最後のお正月ですね。のんびりされてますでしょうか?
今年は災害のない年になればいいですね!
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年明け1発目は温泉から
加賀百万石の金沢周辺には多くの古湯が存在します。
和倉温泉や加賀温泉郷など有名な温泉も多いですが、実は小さい温泉地ながらも歴史ある湯が存在します。
今回ご紹介する温泉はそんな歴史ある小さな温泉です。
金沢の隣の隣、能美市にある辰口温泉という温泉です。
金沢から車で約40分
電車なら金沢から約15分の松任駅から車で20分。
公共交通機関のみで行くなら金沢から電車で能美根上駅という駅まで行きコミュニティバスか小松駅からバスです。
辰口温泉は開湯1400年の歴史ある湯で、明治の文豪で金沢生まれの泉鏡花も幼少の頃からたびたび訪れ、小説「海の鳴る時」にも登場します。
温泉街・・というようなものもなくひっそりと大きな旅館が3軒ほど建つのみの本当に小さい温泉です。
私は今回コミュニティバスで訪問しました。コミュニティバスは遠回りをしてこまめに地元の街を回るので駅から温泉まで1時間です。
温泉のことをバスの運転手さんや乗客の地元のおばあちゃんに伺うと、とても地域の方に愛されて大切にされている温泉だと感じました。ただ・・観光客がバスで行くなんてことはめったに無いらしくかなり珍しがられました(笑)
外湯もあるようで、最近できた「総湯 里山の湯」という立派な日帰り入浴施設があり、なかなか良さそうな感じでしたが。。
バスの中で知り合ったおばあちゃんから「里山の湯は高いから違うところに行く」というのでおばあちゃんについて行ってみました(笑)
そんな施設は事前調べではあがってこなかったんですが・・
バスが終点の辰口福祉会館に到着すると・・まさにその会館が温泉施設とのこと!
外観からは全くわからず表記もなし。
会館の中に入っていくと申し訳程度の看板が・・
料金はなんと200円。地元の方は100円です。
里山の湯が510円だから確かに安い!
さっそく入ってみました。
シャンプーやボディソープなどの備え付けはないもののすごく綺麗な温泉です。
肝心のお湯は無色透明。匂いもなし。
残念ながら湯量の関係で循環ろ過、消毒あり、加温加水ありですが、塩素臭も全然感じず非常に心地のいい湯です。
湧出温度は38度、PHは7.6ということでしたので「弱アルカリ性」の「温泉」です。
泉質はナトリウムー硫酸塩泉・塩化物泉です。
泉温が低めなのでやはり加温が必要なのですね。
とても快適で長湯をしてしまいました(‘◇’)ゞ
あまり歴史をかんじたり。。というのは無かったですがとても良い湯でした。
余談ですが。。。温泉を出た後バスで知り合ったおばあちゃんとラーメンを食べにご一緒させていただいて帰りも一緒のバスでかえりました(笑)
暖かい地元の方とのふれあいも楽しいですね