湯けむり紀行 26 義経伝説が残る山形の秘湯
うみのすけです
もう都内の桜は散ってしまいましたね
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今回は東北の温泉のお話
山形の新庄市から汽車で20分ほどの距離にある瀬見温泉に行ってみました
瀬見温泉の伝説によれば。。。鎌倉時代の発見とのこと
源義経は兄の頼朝の追手を逃れ岩手の平泉に向かう途中、1187年に最上地域を通ったと義経紀には伝えられております。
その義経の北の方が急に産気づき、弁慶が産湯を探し求め、見つけたとされるのが瀬見温泉です
私も今回は新庄から陸羽東線という路線のリゾート列車で訪問しました
陸羽東線は東北屈指の温泉峡鳴子温泉(2009年1月30日ブログで紹介)もある路線で湯けむりラインと呼ばれています
ちなみに「温泉」「湯」と名のつく駅は6駅もあります
鳴子温泉は以前のブログで紹介しているので古いブログを見ていただいて・・
今回は瀬見温泉を訪問です
瀬見温泉の駅は温泉の玄関口とは思えないほど質素な無人駅(笑)
駅を降りてまっすぐ道なりに進むこと約10分ほどで温泉街に入ります
ほとんどの旅館で日帰り入浴をやってますが今回は公衆浴場に行ってみます
瀬見温泉で有名なのが「ふかし湯」です
「ふかし湯」は床板の下を流れる源泉の湯気が床に開いた穴から吹き出し、その蒸気を痛みなどがある患部に当てて温める一種のサウナ?オンドル?です
「ふかし湯」には鍵がかかっているため近隣の旅館で料金を支払い、鍵をもらわばなりません。
近くのお宿「小川屋」さんで300円を支払い鍵を借りていざ
鍵を開け靴を脱いで中に入ると小さなロッカーが3つ
「ふかし湯」は浴衣などを着て入る着衣型サウナのようなもんですが・・
浴衣などない私はTシャツ、パンツの姿にタオルをまとい、蒸気の吹き出し穴にタオルを敷いて腰に蒸気を当て寝ころびます
狭い浴室?は3人分のスペースしかなく、しかも足を延ばして寝ることができない幅・・・
たちまち汗が吹き出しグッショりとなってしまいました
15分ほどで「ふかし湯」を退出しお隣の浴場に入ります
「ふかし湯」と浴場は直結してはおらず一度外に出てまた入りなおします
浴場の入浴料は200円
なんと!お金を投入口から入れると自動でドアが開きます
浴場銭踏み倒し防止にはいいかも(笑)
中は小さな脱衣場、そして浴室にはカランも何もなく小さな湯船のみ
湯船にはドバドバと源泉かけ流しが注がれています
ただ。。。。めちゃ熱い!!
源泉湧出温度は67.4度とのことですが、湯船に注がれた時点でもかなり熱い
先客が幸いにも水で加水してくれていましたのでなんとか入浴できましたが・・ただそれでも痺れる熱さです(笑)
湯は無色透明無臭です
Phは7.4と分析書にありましたので中性です
旅館の場所によっては7.6だったりする場所もあるので弱アルカリとの境目あたりという感じですね
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉だそうな
クセはなくて良い湯です
浴場を出た目の前には足湯、飲泉もあり湯が新鮮なこともわかりますね
まだ雪が多く残る瀬見温泉をフラフラして帰るのでした。。。
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