田舎者な東京人
2009/10/14 まち歩き
うみのすけです(。・ω・)ノ゙
今日10/14は鉄道の日です。1872年10月14日に新橋(現在の汐留)と横浜(現在の桜木町)を最初の鉄道が走ったからだそうですよ。
今回もぜひポチッと・・・クリック しちゃってください。
(ブログランキングに参加しています。是非ワンクリックをお願いします。)
先日久々に日比谷、有楽町、銀座界隈をウロウロと散歩してきました。
けっこう店舗のテナントが変わってたり、ビルが新しく建ってたりと変化してビックリ。
有楽町の駅の脇にあった劇場(TAKARAZUKA1000DAYS劇場)も今は某大型カメラ店へ変わってました。
駅前には赤いカードで有名な店が出来てるし・・・
都民なのにちょっと来ないだけでこの変わりようにビックリですから、数年来てない地方の人はもっと驚くのではないでしょうか。
お台場や汐留なんかは昔の面影なんかまったくなくなっちゃいました。
移転問題でもめている築地市場の移転先になっている豊洲市場の周りも今は広大な空き地ですがそのうち巨大な建築物が建つのでしょうね?
今度古い地図を片手に東京散歩でもしましょうかね。。。
秩父の事情
2009/10/09 うんちく・小ネタ
うみのすけです(@゚ー゚@)ノ
台風 の被害は大丈夫でしたか?
今回もぜひポチッと・・・クリック しちゃってください。
(ブログランキングに参加しています。是非ワンクリックをお願いします。)
前回のブログでは秩父に行った話をしましたが,今回は秩父に関することをお話しましょう。
秩父といえばセメントが有名ですね。これはみなさまご存知ですかね。
ではセメントの原料が石灰石であることは知ってますか?
つまり秩父で石灰石がたくさん採れるのでセメントが有名ということです。
余談ですが,石灰石が採れるということは大昔は秩父のあたりは海だったということになります。
なぜ?って
石灰石はサンゴなどが堆積して作られたものだからなんですね?
さて,本題に戻ると・・
秩父には日本屈指の石灰石鉱山の「武甲山」という山があるのです。
石灰石推定可採鉱量4億トンとも言われ,秩父のセメント産業の中心をなす山なのです。
実はこの山の採掘権の問題が秩父の町に大きな影響を与えたのです。
戦後すぐに西武鉄道は武甲山の森林組合から秩父までの鉄道建設とセメント工場の建設を条件に鉱区の一部を譲り受けました。
その頃の秩父は秩父鉄道が交通の要で地元の秩父セメント(現在の太平洋セメント)が採掘した石灰石の輸送や観光客の輸送も一手に担っていました。
一方,関東に進出を狙っていた三菱セメント(現在の三菱マテリアル)は西武鉄道が所有している鉱区に目を付け,セメント輸送を西武鉄道で行い,その輸送の為の機関車の作成を三菱電機と三菱重工の系列会社でバックアップするなどの交渉の結果,武甲山の鉱区の一部を譲り受けセメント工場を操業させました。
まあ,面白くないのが地元の秩父鉄道と秩父セメントです。お膝元にライバルが進出してくるのですから当然ですよね。
西武鉄道は秩父の街の中心まで線路を建設する予定だったのですが秩父鉄道と秩父セメントの圧力により締め出され,町外れに駅をつくらざるを得ませんでした。
それが西武秩父駅です。
ところが,西武はセメント輸送だけでなく観光客誘致に力をいれ,池袋から特急を走らせたり,沿線に地元農家と協力した果樹園村を作ったりしたおかげで観光客の多くは西武鉄道を使って秩父に来るようになりました。
その結果皮肉なことに西武秩父駅が秩父の玄関口になり発展していくことになったのです。
今では秩父鉄道と西武鉄道は連絡線をつくり西武電車が長瀞などまで行くようになりましたが実はこんな事情があったのです。
たかが山一つですがこんな事情があったのだな?と思えば旅もまた一つ楽しくなる・・かな?
西武電車の電気機関車
2009/10/06 鉄道
うみのすけですm(__)m
最近はごぶさたでした・・いや?シルバーウィークはいかがでした?(いつの話だか・・・・・・・笑)
☆ヾ(-Θ-:) オイオイ
今回もぜひポチッと・・・クリック しちゃってください。
(ブログランキングに参加しています。是非ワンクリックをお願いします。)
鉄道の日(10/14)も近づいてきて各鉄道会社ではイベントが盛りだくさんです。
お子様やお孫さんなどを連れてお出かけもいいんじゃないでしょうか・・
さて,今回は西武鉄道のイベントに秩父の近くまで出かけて来ました。
ちょっとマニアックな話です(^^ゞ
西武鉄道といえば今は電車しか見ませんが,かつては秩父で取れたセメントを運ぶ貨物列車やその他の貨物が頻繁に走っていたのです。
昔は旧国鉄から払い下げられた珍しい古い機関車を何両も所有していたのですが,貨物列車の廃止で機関車たちも廃止になりました。
そんな珍しい機関車を保存していて一年に一回このイベントで公開しているのです。
展示されている機関車はいずれも歴史的遺産のような機関車です。
この機関車は1930年にイギリスで製造され青梅鉄道(今のJR青梅線の一部)が輸入し,その後西武鉄道に譲渡したものです。
こちらは
アメリカで1923年(大正12年)に製造,鉄道省(国鉄の前身)が輸入したもので,その後西武鉄道に譲渡されました。
こちらはスイス製。同じく1923年に鉄道省が輸入して,その後1949年に西武鉄道に譲渡されました。
こちらもアメリカ製。1922年(大正11年)に製造,鉄道省が輸入,後に西武に払い下げられました。
すべての車両が大宮の鉄道博物館に保存の車両よりある意味貴重な車両です。
とても綺麗に保存されていて関係者の方が大切に扱っているのがわかります。
日本の電気機関車の礎ともなったこれらの機関車を今後も大切に保存していただくことを願いたいと思います。
日本最大のトレッスル橋を訪ねる
2009/09/18 おでかけ
うみのすけです。~~~ヾ(^∇^)
北海道の大雪山からは紅葉 のたよりも・・・
秋ですね?
今回もぜひポチッと・・・クリック しちゃってください。
(ブログランキングに参加しています。是非ワンクリックをお願いします。)
早速ですが「トレッスル橋」っていったい何のこと?
と思った人が多数でしょう。
トレッスル橋とは橋の工法の一種で、鋼材を櫓のように組んで橋脚にしてその上に橋桁を乗せた鉄橋のことです。
その日本最大のもの、それがこの「余部(あまるべ)橋梁」なのです。
余部橋梁は兵庫県にある山陰本線の鉄橋です。
なんと、地上からの高さは41.45メートル!
長さは310メートルもあります。
橋の上から列車で眺めると・・
日本海の眺めがすばらしいです。
驚くべきは高さだけでなく、完成したのが明治45年!なんと90年以上も使われてきたことになります。
もちろん今でも現役です。
完成には当時のお金で33万円もかかったそうです。
明治45年の33万円、2000年の消費者物価が明治45年の約2770倍だそうですから・・単純計算で9億1千万。
庶民の価値レベルは当時の約20,000倍と言われていますから今の価値で66億円?
確かに巨額です。
鋼材はアメリカからわざわざ3ヶ月もかけて九州に運ばれ、さらに当時は陸の孤島だったこの「余部」の集落には船で運ばれて来たそうです。
当然、建築物としても歴史的価値が非常に高いのです。
橋脚を下から眺めるとこん感じです。股の下から覗いてる感じで変な気分です(;^_^A アセアセ・・・
残念な話ですが、この「余部橋梁」もコンクリート橋への架け替えが決まりもう工事が開始されてます。
すでに巨大なクレーンがのびてコンクリート橋桁が作成されているのがわかります。
こんな高い所を走るので海からの強風がすごく、1986年には列車が強風にあおられ鉄橋から落下する大惨事も起こっています。
コンクリート橋への架け替えで強風による運休や遅れも減るようです。
安全面やコスト面からコンクリート橋への架け替えも仕方ないのでしょうが、歴史的建造物が消えるのはやはり残念ですね。
湯けむり紀行 7 (将軍が江戸に運ばせた湯)
2009/09/16 温泉
うみのすけです。v( ̄∇ ̄)v
だいぶ朝晩も過ごしやすくなってきましたねヽ( ´?`)ノ
今回もぜひポチッと・・・クリック しちゃってください。
(ブログランキングに参加しています。是非ワンクリックをお願いします。)
今回は皆様ご存知の有名な温泉。
「熱海」です。
東京の奥座敷としてあまりにも有名な「熱海」
歴史も古く奈良時代からということらしいです。
江戸時代には徳川の将軍達が元湯「大湯」の100℃近い湯を定期的にわざわざ江戸に昼夜兼行で運ばせたというから驚きですね。
かつての大歓楽街もいまや衰退の色は隠せず、駅から少し離れれば閉じたままのシャッターの商店が多数あり寂しさが漂います。
残念ながら家康の愛した大湯の間歇泉も温泉の乱獲により枯渇、衰退し今では人工的に噴出させる観光客向けのアトラクションにすぎません。
その大湯間歇泉の先にあるのが今回訪問の「日航亭大湯」です。
熱海には今でも昔ながらの共同浴場(もちろん温泉です)がいくつかありますが、今回は共同浴場ではなく日帰り温泉施設の「日航亭」の湯に浸かります。
鄙びた温泉旅館風。
昔は旅館だったらしいのですが今は日帰り入浴専門のようです。
入浴料1000円を支払い、奥に進むとお風呂場です。
1000円は高い気がしますが時間無制限ですので一日中いてもOK。
しかも大広間も開放されてますので寛いだり寝たりもOKです。
風呂は岩造りの内湯と大きな露天風呂。とても気持ちがイイです。
なんでも日航亭は男女の湯が日替わりらしく私の訪問した日は大露天風呂がある湯で「アタリ」でした。「ハズレ」は小さな半露天風呂があるだけ。
さて、肝心の湯ですが・・・
自家源泉を2本持っているだけあり源泉掛け流し、循環なしです。
湯口からはチョロチョロと熱い湯が湯船に流れこんでいます。
源泉が熱い(94.7℃)ので湯量を絞って注いでいるようです。
ナトリウム・カルシウム塩化物泉なので舐めると若干しょっぱい感じがあります。
pH8.0なので弱アルカリ性です。
つまり弱アルカリ性高温泉ですね。
しっとりとした柔らかい感じの湯は女性にはうれしい美肌に効果がありそうです。
熱海では秋にも花火大会が何日か設定があるようですので、温泉のあとは海辺で花火見物などもイイかもしれません。
熱海も意外と捨てたもんじゃない!・・と感じた「うみのすけ」でした (゚∇^d) グッ!!
ハリケーン日本上陸?
2009/09/11 うんちく・小ネタ
うみのすけです(@゚ー゚@)ノ
今回もぜひポチッと・・・クリック しちゃってください。
(ブログランキングに参加しています。是非ワンクリックをお願いします。)
この時期になると台風 の話題が気になるところです。
ところで,「台風」は日本に来ますけど,
「ハリケーン」は日本に来ないのでしょうか?
答えは・・来ません。
「ハリケーン」日本上陸っていうのはありえないです。
なぜ?
「ハリケーン」も「台風」も「サイクロン」も同じ熱帯低気圧なのですが,
発生場所によって名称が違うのです。
簡単に分類すると
「ハリケーン」・・北東太平洋(日付変更線よりアメリカ側)と大西洋,カリブ海などで発生したもの
「台風」・・東シナ海や南シナ海,北西太平洋で発生したもの
「サイクロン」・・インド洋,南太平洋で発生したもの
実際はもっと詳しく強度?風速?気圧?などでの分類されるようですが,おおまかにはこんな感じです。
熱帯低気圧というだけに熱帯か亜熱帯の海域しか発生しないので冷たい北極海などは分類上にはありません。
気象庁では一般的に存在位置で日付変更線を境にアメリカ側を「ハリケーン」,日本側を「台風」と呼ぶようですね。
だから「ハリケーン」として誕生しても日付変更線を超えて日本側に来たら「台風」の名称になってしまうようです。
このことからもハリケーンとして上陸することはナイと言えます。
過去にはいくつかハリケーンから台風に名前を変えたヤツがいたようですが日本に上陸するにはいたってないようです。
これから台風シーズンになりますが進路情報などに注意して十分な対策をとることが重要ですね>^_^<
日本三大瀑布 (袋田の滝)
2009/09/08 おでかけ
うみのすけです (゚0゚)(。_。)ペコッ
今回もぜひポチッと・・・クリック しちゃってください。
(ブログランキングに参加しています。是非ワンクリックをお願いします。)
日本三大?というのがたくさんありますが,今回は日本三大「瀑布」(←滝のことです)の一つ,
「袋田の滝」に行って来ました。
参考までに三大瀑布の他の2つは日光の「華厳の滝」と和歌山の「那智の滝」です。
袋田の滝は水戸から水郡線というローカル線で1時間。「袋田」という駅か「常陸大子」という駅からバスで10分。さらにバス停から徒歩10分ぐらいのところにあります。
バス停から滝までの間にはお土産物屋が多数並んでいます。さすが観光地。
名産の鮎の塩焼きなどが売られていておいしそうです。
実はこの地に来るのは4回目なのですが昨年新しい観瀑台がオープンしたので視察です(「  ̄ー ̄) ドレドレ・・・
見物料300円也を払っていざ滝へ!
前からある観瀑台にも新しい観瀑台に行くにもトンネルを通らねばなりません。200メートルぐらいのトンネルの先の方に新しいトンネルが・・
これが新観瀑台への入り口。そこからエレベーターで上がります。
新しい観瀑台は滝の全景が見ることができます。
以前の観瀑台からは見えなかった一番上の段の滝も見えます。
木が生い茂って全体が綺麗に見えません(T_T)
自然保護の観点から木は切らないようです・・
紅葉していたら綺麗でしょうね?
袋田の滝は四段に落下することから「四度の滝」とも呼ばれるそうです。
西行法師が「この滝は四季に一度づつ来て見なければ真の風趣は味わえない」と言ったから「四度の滝」という説もあるようです。
冬は凍結する滝としても有名ですが,最近は暖冬で結氷しないようです。
滝の後はもう一つの楽しみ。蕎麦を食します。
季節の天ぷらと手打蕎麦です。
最高です(^O^)/
天ぷらは「舞茸」や「えび」「かぼちゃ」など満載。なかでも「りんご」の天ぷらが・・
なかなかの美味です(^_-)-☆
実はこの袋田の滝がある大子町は「りんご」が名産。奥久慈りんごと呼ばれてています。
だから「りんご」の天ぷらなのでしょう。
今の時期は鮎もオススメです。近くを流れる久慈川は鮎釣りでも有名。
滝から車で数分のところには観光「やな」もあります(「やな」とは川に作った魚をとる仕掛けでスノコを並べたような形です。)
ここでは鮎の塩焼きはもちろん,刺身も食べられます。
大子町はほかにも「お茶」の国内最北産地でもあり近くには「茶の里公園」なる公園があります。
以前は加藤茶のコントでおなじみの仙人様(グルグルめがねに髭と一本の髪の毛)のキャラクター(確か茶の里仙人と書いてあった)が描かれたレアな「奥久慈茶」なる缶のお茶が売られていたのですが今は売ってないようです。
これからの時期はリンゴのシーズンですのでご家族で滝の見学とりんご狩りに出かけるのもいいかもしれないですね?(^▽^)/
怪しい自動販売機
2009/09/04 うんちく・小ネタ
うみのすけです。 (・Ω・)ノ チワー!!
今回もぜひポチッと・・・クリック しちゃってください。
(ブログランキングに参加しています。是非ワンクリックをお願いします。)
最近は色々な自動販売機があるようで,ジュースやタバコ,おでん缶やラーメン缶など多種のものが売られてます。
しかし,こんな自販機は今まで見たことがありません!
なんと竹輪(ちくわ)の自動販売機です。
1個入りで150円,2個入り270円です。そんなに高くはないですね。
弁当やハンバーガーやカレーなどの食べ物の自販機も数多く見ましたが・・・
「ちくわ」って ( ̄Д ̄;;
この自販機は神戸淡路鳴門自動車道の淡路島南パーキングエリアにあります。
淡路島の名産が「竹ちくわ」なのでいうことからでしょう。
残念ながら購入はしませんでしたが・・中身がちょっと気になります。
誰か購入報告をお待ちしております。(笑
そんな怪しい自販機を置きたい方・・
アパート・マンションなどの空きスペースに自販機を・・というブログが「珍貸営業マンのBLOG」DAN様の「敷地内に空きスペースはありませんか?」(2008/07/23)にありますので興味のある方は御参照ください。
湯けむり紀行 6 (山陰の隠れた名湯でタマゴを茹でる)
2009/09/01 温泉
うみのすけですヾ(´ω`=´ω`)ノ
台風も去って暑い日ざしが戻ってきました
まだまだ残暑は厳しそうです(^^ゞ
今回もぜひポチッと・・・クリック しちゃってください。
(ブログランキングに参加しています。是非ワンクリックをお願いします。)
今回も山陰の名湯の話です。
日本海に臨む松葉ガニの水揚げで有名な「浜坂」からバスで約25分。
山間部に湧く日本屈指の高温泉の湯村温泉を訪ねました。
湯村温泉はNHKのテレビドラマ「夢千代日記」の舞台にもなったことで一躍有名になり,その名を知る方もいらっしゃるのではないでしょうか。
温泉の歴史も古く平安時代に慈覚大師によって発見されたと言われる古湯です。
街の中心には湯村のシンボルともいえる,湯壷から98度もの熱泉が毎分470リットルも噴き出す「荒湯」があります。
湯壷からは「ゴボゴボ」と湯が噴出します。
この「荒湯」では町の人が食べ物をゆがいたりしてます。観光客もOK。
さっそく「荒湯」脇の売店で生卵3個入りを購入。「荒湯」で茹でます。
網に入って紐がついてますので紐を湯壷のフックに引っ掛けます。
待つこと12?13分でゆで卵の完成です!
フックには別の人と間違いないように番号が付いてます。
ちなみにカニや山菜などのアクが出るものは「したのゆつぼ」と呼ばれる一段下がった川の脇の湯壷でゆがくそうです。
「荒湯」脇を流れる春来川沿いの足湯に浸かりながらゆで卵を食べます。
やっぱり自分で茹でたものは美味しい?です(笑
さて外湯のほうにも浸かりましょう。
湯村の外湯として昨年リニューアルした「薬師湯」があります。
湯量豊富な湯村温泉ですから当然?源泉掛け流しです。
湯は炭酸水素塩泉でpH7.4の中性です。無色透明の高温泉です。
ん?98度の高温泉のわりには湯船の湯は熱くない。
加水?
いや,実はココの湯は井水との熱交換によって温度を下げ源泉そのままを掛け流しているとのこと。
さらに熱交換で得られたエネルギーは冷房や暖房に使用されるというからエコロジーなことです。
ちょっと施設が新しすぎてスーパー銭湯っぽくて風情がないのが残念です・・
11月には松葉ガニ のシーズンにもなりますのでカニ と温泉 の究極コラボを楽しむのも魅力ですね?
参考までに・・:高温泉などの泉温の区分は以前のブログ「冷たいのに温泉?」をご参照ください。
湯けむり紀行 5 (文人たちも愛した湯も昔の話)
2009/08/26 温泉
うみのすけです( `・ω・´)ノ
夏休みももう終わりですね・・・
どうでもいい話ですが,夏の終わりの誰もいなくなった海ってもの悲しくて好きです。
今回もぜひポチッと・・・クリック しちゃってください。
(ブログランキングに参加しています。是非ワンクリックをお願いします。)
暑いからこそ温泉 です(笑
今回は京都から特急で約1時間半の城崎温泉に行ってきました。
大谿川が温泉街の中央を流れ,両岸のしだれ柳並木と木造の旅館たちが風情をかきたてます。
城崎温泉は多くの文人にも愛された山陰の古湯でもあります。
志賀直哉の「城の崎にて」は有名ですね。
志賀直哉だけでなく島崎藤村,田山花袋,泉鏡花,与謝野鉄幹,晶子夫妻などなど多くの文人が足跡を記しています。
歴史も古く,舒明天皇の頃(飛鳥時代)にはコウノトリが傷を癒したという伝説もあります。
古今和歌集,増鏡などの文献にも登場する古湯なのです。
温泉街には飲泉や足湯も多数あります。
城崎には外湯が7湯ありますが,今回は時間の都合上「一の湯」に浸かりました。
桃山様式の立派な建物の「一の湯」は江戸中期の名医,香川修徳が著書の「一本堂薬選」のなかで「但州城崎新湯を最第一とす」と絶賛したことから,「海内一」=「日本一」の意味からついた名前だそうです。
この「一の湯」の特徴に洞窟風呂というのがあり,露天風呂が大岩山をくり抜いて半洞窟状になってます。
泉質はナトリウム・カルシュウム塩化物泉,泉温は70度前後の高温泉で?7.3の中性泉で透明なお湯です。
泉温は70度ぐらいですが温泉街全体で湯をタンクに集配しているので実際に入る湯船は40度ぐらいになってます。
さてここが重要なのですが,城崎温泉は残念ながら塩素消毒,循環の湯なのです。
衛生面からの塩素消毒,循環なのでしょうが・・・
多くの人が褒め称えたのはこんな塩素消毒の湯ではないはずです。(>_<)
湯の質は・・ですが温泉街の雰囲気や文人の文学碑などを巡る観光はとても楽しいと思いますよ。
なお,城崎温泉から北に1?ほどのところに「円山川温泉」という民営日帰り施設があります。
あまり情緒はないかもしれませんが,お湯は極上。
掛け流しの天然温泉ですので本物の「湯」を楽しみたい方はご参考にどうぞ(^O^)